MOTOPAC レーザー溶接パッケージ
MOTOPAC のレーザー溶接パッケージは、MOTOMAN ロボットと YRC1000 に、ガルバノスキャナーヘッドなどのレーザー加工機器を組み合わせたセットです。ロボット本体の仕様、グリース、バッテリの交換は、ベースになったロボットのページ(GP50・GP25)に従います。パッケージの取扱説明書にはそれらの記載はありません。
| パッケージ | ベースのロボット | ヘッド |
|---|---|---|
| MOTOPAC-RL3D1200-GP50 | MOTOMAN-GP50 + YRC1000 | ガルバノスキャナーヘッド(ワークディスタンス 1200 mm) |
| MOTOPAC-RL2D300-GP25JP | MOTOMAN-GP25 + YRC1000 | 小形ガルバノスキャナーヘッドとドライバ(ワークディスタンス 329.5 mm) |
ヘッドの主な仕様
| 項目 | RL3D1200-GP50 | RL2D300-GP25JP |
|---|---|---|
| 対応レーザー | ファイバー伝送の高出力マルチモード、波長 1060 ~ 1080 nm、最大 20 kW(センターとリングの合計) | 波長 1050 ~ 1090 nm、8 kW |
| ファイバーコネクタ | HLC-16 | QBH |
| ワークディスタンス | 1200 mm(保護ガラスホルダー端から) | 329.5 mm |
| カバーエリア | φ520 mm(Z = −225 mm)/φ630 mm(Z = 0)/φ720 mm(Z = +182 mm) | φ25 mm |
| 光学倍率 | 8.5 倍 | 3 倍 |
| スポットの移動速度 | X-Y 6 m/s、Z 8 m/s | 8 m/s |
| 位置繰返し精度 | X-Y ±0.05 mm 以下 | ±30 μm 以下 |
| 質量 | ヘッド 31.5 kg | ヘッド 15.8 kg、エアナイフ 2.5 kg、ドライバ 4 kg |
| 保護等級 | IP54 相当(ファイバーコネクタのはめ合い部を除く) | IP54 相当 |
| 電源 | 24 V ±1.2 V、10.6 A | 24 V ±1.2 V、13.7 A |
| 動作温度 | 5 ~ 40 ℃ | 5 ~ 40 ℃ |
RL3D1200-GP50 のヘッドは冷却水(1.0 L/min、0.4 MPa、27 ~ 33 ℃)が必要で、通信は CAN、出力制御はアナログ 0 ~ 10 V(2 ch)です。
保守点検
| 点検箇所 | 間隔 | 内容 |
|---|---|---|
| 保護ガラス | 日常・1 年 | 清掃と透過率の確認。汚れや傷が取れないとき、透過率が 90 % 未満のとき、使用 1 年たったときに交換 |
| ガルバノスキャナーヘッド | 日常 | 衝突による損傷がないか。新品の保護ガラスでも透過率が 90 % 未満なら交換か修理 |
| (GP25 版)ガルバノスキャナードライバ | 日常 | 状態の確認 |
| 外観全体/各取付け箇所 | 日常 | 清掃/増し締め |
| ロボットの機内リード・艤装ケーブル | 日常 | 異常がないか確認(GP25 版は異音も聞く)。異常時またはオーバーホール時に交換 |
| 固定ケーブル(アナログ・安全・CAN・24 V など) | 日常・1 年 | 1 年ごとにアナログ値を測る |
| ホース・継手 | 日常 | 漏れの確認 |
| ロボットとヘッド(GP25 版はドライバも) | 36000 h | メーカーのサービス部門でオーバーホール |
- 透過率は、校正済みのパワーメータで測ります。
- ツール点の調整は、YRC1000 のリモートレーザー機能の説明書に従います。
関連記事
出典:YASKAWA マニュアル HW2481471(MOTOPAC-RL3D1200-GP50 取扱説明書 rev 1)、HW2480284(MOTOPAC-RL2D300-GP25JP 取扱説明書 rev 0)に基づく。どちらも英語版は手元にない。