GP225 防滴仕様(-C00)と標準仕様の違い
防滴仕様は、GP225(YR-1-06VX225-C00)、GP180(YR-1-06VX180-C00)、GP180-120(YR-1-06VX180-120-C00)に用意されている形式です。補足説明書 HW1485869 は、標準仕様 -A00 の取扱説明書(HW1484397)のうち変わる部分だけを書いています。それ以外は標準仕様と同じです。
標準仕様との違いは、次の2つです。
- 各軸の減速機とギヤに使うグリースが違う
- 本体の保護等級が IP65 になる(標準仕様の本体は IP54)
保護等級
| 部位 | 保護等級 | 意味 |
|---|---|---|
| 手首部 | IP67 | 粉じんが入らず、決められた水圧・時間で水に沈めても水が入らない |
| 本体 | IP65 | 粉じんが入らず、あらゆる方向からの噴流水でも有害な影響がない |
ガスケット(パッキン)、オイルシール、O リングなどのゴム部品が劣化・腐食するので、次の液体は使わないでください。
- 有機溶剤
- 塩素系の切削液
- アミン系の洗浄液
- 酸・アルカリなど、腐食やさびの原因になる液体
- そのほか、NBR(ニトリルゴム)が耐えられない液体
成分のわからない切削液や洗浄液も使わないでください。部品交換や点検でパッキンを外したら、必ず新品に替えます。
設置環境
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 動作中の周囲温度 | 0〜+45℃ |
| 湿度 | 20〜80 %RH |
| 振動 | 4.9 m/s²(0.5G)以下 |
| 標高 | 1000 m 以下 |
| 据え付け面の平面度 | 0.5 mm 以下 |
| その他 | 油煙が少ないこと、引火性・腐食性の液体やガスがないこと、近くに電気的ノイズ源や強い磁界がないこと |
0℃近くで長く止めていた後は、駆動部の抵抗が大きく、動かし始めにアラームが出ることがあります。そのときは数分間なじみ動作をしてください。
基本仕様
3形式とも、6軸垂直多関節、床置き、繰返し位置決め精度 0.05 mm、U アーム可搬質量 30 kg、電源容量 5.0 kVA、制御装置 YRC1000(ERAR-1000-06VX280-□)、騒音 73 dB 以下です。S・L・U・R・T 軸の動作範囲は3形式で共通で、S 軸 ±180°、L 軸 −60〜+76°、U 軸 −86〜+90°、R・T 軸 ±360° です。
| 項目 | GP225(VX225-C00) | GP180(VX180-C00) | GP180-120(VX180-120-C00) |
|---|---|---|---|
| 手首部可搬質量 | 225 kg | 180 kg | 120 kg |
| B 軸動作範囲 | ±125° | ±130° | ±130° |
| 最大速度 S/L/U/R/B/T(°/s) | 120/97/115/145/145/220 | 125/115/125/182/175/265 | 125/115/125/182/175/265 |
| 許容モーメント R/B/T(N·m) | 1372/1372/735 | 1000/1000/618 | 883/883/520 |
| 許容慣性モーメント R/B/T(kg·m²) | 145/145/84 | 90/90/46.3 | 79/79/40 |
| 質量 | 1080 kg | 1020 kg | 1090 kg |
使うグリース
| 点検 No. | 箇所 | グリース |
|---|---|---|
| 7 | バランサ連結部 | アルバニア EP グリース 2(昭和シェル石油) |
| 11、12 | 全軸減速機、R・B・T 軸ギヤ | RV グリース LB00 |
標準仕様の取扱説明書で「モリホワイト RE No.00」と書かれている箇所は、防滴仕様では RV グリース LB00 に読み替えます。補足説明書にはグリースの量や交換間隔は書かれていないので、保守ページの内容に従ってください。
エア配管とコネクタ
- エアホースは1本から2本に増え、アームとベースの両側に AIR1・AIR2 の口があります。どちらも Rc3/8 のめねじで、管用プラグでふさがれて出荷されます。
- アーム上とベース側のコネクタはキャップ付きです。相手側のコネクタはユーザーが用意します。
| コネクタ | 本体側 | 用意する相手側 |
|---|---|---|
| 機内ユーザ配線(アーム側) | JL05-2A24-28SC | JL05-6A24-28P |
| 外部軸信号用 | JL05-2A20-29SC | JL05-6A20-29P |
| 外部軸動力用 | JL05-2A18-1SC | JL05-6A18-1P |
| 機内ユーザ配線(ベース側) | JL05-2A24-28PC | JL05-6A24-28S |
機内配線も標準仕様から変わっています。オーバランリミットスイッチを配線するときは、マークチューブの文字が同じになっている箇所が2か所あるので、取り違えに注意してください。
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出典:YASKAWA マニュアル HW1485869 に基づく。