アラーム 4107:アブソリュートデータ許容範囲異常
区分: 軽故障・サブコード: ずれが見つかった軸(ロボットまたはステーション)
英語表示のペンダントでは「OUT OF RANGE (ABSO DATA)」と表示されます。
何が起きているか
コントローラは、電源を切ったときの各軸の位置を覚えています。次に電源を入れたとき、その位置とアブソリュートエンコーダが示す現在の位置とを比べ、差が許容範囲を超えているとこのアラームになります。つまり「電源を切っていた間にアームが動いた」ように見える状態です。
ロボットの設置直後の初回起動時にもよく発生します。
主な原因
- 電源を切っている間に軸が実際に動いた(ブレーキを手動で解除した、衝突のあとアームが押された、など)。
- エンコーダの位置データが乱れた(ケーブルやモータの作業のあとなど)。
- サーボ制御基板のヒューズが切れた。
復旧の流れ
- アラームをリセットする。
- セキュリティモードを上げる。初回起動時の手順では安全モードにします(セキュリティモード参照)。
- 動作再開スイッチが点灯していれば押して消灯させる。
- 【ロボット】→【第 2 原点】 の画面を開き、モードキーが TEACH であることを確かめて[サーボオンレディ]を押す。
- 周囲に人や障害物がないことを確かめてから、[サーボオン]ランプが点灯した状態で[ネクスト]を押し続けると、マニピュレータが第 2 原点位置の姿勢まで動いて自動で止まる。
- 止まったことを確かめ、【データ】→【位置確認】 を選ぶ。「位置確認が行われました」と表示されれば完了。
- 位置確認で大きなずれが残る、または原点そのものが疑わしい場合は、該当軸を 0 パルス位置へジョグで動かし、アームの原点マークが合っているか見る。合っていなければ原点位置合わせを行う。
サーボオン時に「アラーム 4511 落下量許容範囲異常」が出たときは、リセットしてからもう一度[サーボオンレディ]を押します。
そのほかの確認
- アラーム 1962(サーボ制御基板の異常)が同時に出ている場合は、同基板のヒューズ F1 の断線が考えられます。交換してください。
- それでも繰り返す場合は CMOS.BIN を保存し、メーカーのサービス部門へ相談します。
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出典:YASKAWA マニュアル HW2480562、HW1485508 および RE-CER-A600 に基づく。